※訳者注
元記事が書かれたのは2014年2月(Season4初頭)のため、当時とはメタが大きく変わっています。
また、Champion性能や記事内の数値が現在の仕様と異なる場合があります。予めご了承ください。
“Power Spike”という概念の理解やゲームプレイの参考、または単純に読み物として楽しんで頂けますと幸甚です。

 

パワースパイクって何?

多くのゲームにおける”Power Spike”という単語は、キャラクターあるいは他の存在が大きな強さを発揮するポイント(時点・時間帯)として用いられている。ゲーム全体を通して、これらの強さを表したグラフを想像してみよう。この強さを発揮するポイントまで、グラフは上向きに伸びるはずだ。強さのピークまで上向きに伸びた後は、下がっていく「スパイク」形(への字型)になる。たまに下がらずに無限にスケール、決して降下しないまま伸び続けるケースもある。

LoLにおけるパワースパイクは”レベル、アイテム、ゲーム展開により、そのChampionが他Champよりもスパイク=とんがった形になるポイント”と定義できる。チャンピオンやチームが最強を誇る時間帯を把握することは計り知れない価値がある。有利・不利をうまく活用することを可能にさせ、チームに勝利をもたらす。この連載記事はどうやってパワースパイクを見極めるかを知る助けとなるし、いくつかの具体例を挙げる。第1回ではゲーム序盤に最も強さを発揮するChampに焦点を当てる。

序盤のパワースパイクは即ち、レーンフェイズの最初の数レベルにおいて最強のChampion、または比較的強いChampionのことだ。序盤のパワースパイクの鍵となる要素はアイテムに依存せず、基礎スキルダメージ、先天的ステータス、ユーティリティのみ考慮する。序盤の強さを決定づける第一要素はコレだ。

 

1. 高い基礎ステータスとダメージ

Champion性能で序盤のパワースパイクを引き出せるのは、最もシンプルな方法だろう。Dravenは代表例の筆頭で、開幕から高い基礎ダメージはレーニング相手にとって厄介極まりない。Spinning Axes(Q)は通常攻撃に35%のダメージをガッツリ上乗せする。対戦相手にダメージ交換で勝るには十分で、ドミネートとプレッシャーをもたらす。Caitlynも同様にRange650(Lv6前で最長射程)を誇り、安全かつ有効なレーニングフェイズを過ごせる。Renektonも同じく強い部類に入る。後述するが、レーニングに非常にシナジーのある性能を備えているからだ。

例: Draven, Caitlyn, Renekton, Rengar

 

2. レーニングの強さ/ジャングル性能

前項で上げたRenektonは典型的な強いレーナーだ。レーナーが必要な性能すべてを兼ね備えている。ウェーブクリア、サステイン、対象指定CC、高いダメージ、持ち前の硬さと2段ブリンク。この性能で対面をボコボコにすることができる。どうしても敵ジャングラーの注意を引き付けてしまうし、ヤバイ時は逃げればいい。ダメージが高く、序盤に強いジャングラーといえばLee Sinだ。Resonating Strike(Qの裏スキル)は対象の受けているダメージに比例して8%も増加する。高いダメージ、最高クラスの機動性とユーティリティ。効果的なGankと敵ジャングラーとのタイマン。マップを縦横無尽に駆け回り、プレッシャーを与えるのだ。

レーン例: Renekton, Riven, Kha’Zix, Zed
ジャングル例: Lee Sin, Elise, Udyr

 

3. 序盤のKillポテンシャル

LOLにおける序盤のKillポテンシャル、特にレベル6前にあるものとすれば、Gankやポカミスを除けばそう多くはない。しかしRengarのようなChampはうまく扱えれば序盤にKillを取りSnowballすることが可能。RengarのダブルQコンボは大きなダメージを出し、スローとイグナイトは序盤ほとんどのChampを殺すことができる。細かく書くと、Lv2時のAA、Qの2連撃、EとイグナイトでRengarは120+470%AD+90trueダメージを与え、敵を帰らせるかKillすることが出来る。RivenのCDの低さ、高い基礎ステータスとスタンも同様だ。WukongXin zhaoもまた、同じくLv2時に非常に強力なオールイン・ポテンシャルを持つ。Killポテンシャルの脅威を持つChampion達はプレッシャーを生み、対戦相手にSafeプレイやリスク管理を強いる。その状況下で相手はミニオン、経験値、レーンの存在感、果ては己の命を失うことになる。

例: Riven, Xin Zhao, Rengar, Kayle, Wukong

 

4. Lv6前に使用可能な3つ以上のスキル

スキル性能から生ずる序盤のゲームパワーは多い。いくつかのChampは最初の数レベルにおいて、特別なスキルを使う手段を持っている。これを行うことで、他のChampに比べてダメージとユーティリティ面で優位に立つことができる。Lee Sinは高い基礎ダメージだけでなく、Lv3に到達すれば表裏6種類のスキル使用が可能だ。スキルを使用する毎に、Lee Sinは新しいエフェクトの技を再使用することができる。EliseはSpider Form(R)がLv1から使用可能で、Lee Sinと同じくLv3で6種類のスキル使用可というポテンシャルを持っている。Spider Form時は独立CD、Mana消費なし、汎用性の高い性能でJungleもGankも大変効率よくこなせる。RengarはFuryのスタックが5溜まった時、独立CDの強化されたスキルを得る。この効果で、莫大なダメージを叩き出す特別なスキルを使えるのだ。

例: Lee Sin, Elise, Rengar, Jayce

 

5. Manaなし

レーニング中とジャングル序盤のサステインは、ゲーム終盤と比べ遥かに重要だ。レーンでボコボコにされたなら、対面はローミングしてプレッシャーを与えるか、プッシュして経験値とCSのアドバンテージを得る。これを踏まえればManaなしChampがレーンで有利なのは明らかで、サステインを考慮してスキルを温存する必要がない。RenektonRivenは対面をボコボコにするManaなしChampの代表例で、ダメージ交換に際しMana、またはHealth消費を強制し、リソースを削り取る。

例: Rengar, Renekton, Riven, Kennen, Shyvana

 

おわりに

実のところ、各要素のうち1つだけ持っていてもドミネート可能な序盤のパワースパイクは生まれない。複数要素の組み合わせが大事なんだ。たとえばRenektonRivenRengarは上記ほぼすべてのカテゴリーの中に含まれている。これらのChampは他Champがレベルとアイテムで育っていく前の最序盤において無類の強さを発揮する。

ローディングスクリーン中、Summoner’s Riftに入る前に敵Champに目を通して、それぞれの強さと弱さ、如何に対応すべきかをじっくり考えてみよう。これは非常に大事なエクササイズで、サモナーが慣れるべき事のひとつだ。Rengarのような相手にどう立ち回るか?奴らの序盤のKillとドミネートを断ち、Safe Playをし、スノーボールを阻止しよう。あるいは、これらのChampionを選んだならば、相手のミスにつけこみ序盤のパワーを見せつけて成敗する。敵がオブジェクトを放棄するほどボコボコにして、己のプレッシャーをスノーボールさせるんだ。

 

次回
連載#2:ゲーム中盤のパワースパイク

元記事:Power Spikes in League of Legends Part 1: Early Game
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翻訳者:picopu